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名作ドラマ・映画の鑑賞など

『シャーロック』第2話感想 ネタバレ あらすじ

(視聴メモ)

『シャーロック』第2話ネタバレ感想

https://www.fujitv.co.jp/sherlock/story/story_02.html

 

第一話より、ずっと面白かった。

第一話は、事件の事情を詰め込み過ぎだったのかも。

 

第2話要約

新宿駅である若い女性が飛び降り自殺をした。

高橋博美と名乗っていたその女性だが、実際の高橋博美の血液型と異なることから、ニセモノだと判明する。314番と名付けられたその身元不明の女性は一体何者なのか? また、本物の高橋博美はどこでどうしているのか? 興味を抱いて誉獅子雄(ディーン・フジオカは動き出す。

 

獅子雄は、高橋博美の婚約者、佐々木守に会いに行くが、佐々木は博美の2年前の不倫を理由に婚約を破棄していた。

その不倫で相手の奥さんに訴えられた博美。獅子雄と若宮潤一(岩田剛典)は、その離婚裁判で博美の弁護を担当した弁護士・青木藍子(菅野美穂に話を聞きに行く。藍子は死んだ高橋博美の写真(身元不明の女性の写真)を見て、「間違いなく高橋博美本人だ」と言うが、アルバイトの河本美沙(岸井ゆきのは明らかに動揺を見せる。

若宮が美沙が互いに好意を抱いたのを好都合とばかり、獅子雄は、若宮を使って美沙から事情を引き出そうとするが……

 

謎解きのカギは……

「困っている人を一人でも救いたい」「クライアントに一生寄り添う」と言う藍子のことを「嘘つきだ」という獅子雄。獅子雄の指摘通り、藍子は過去に両親殺害事件を起こしていた山下という男の弁護を、二審で見はなし、担当を降りていた。

「一生寄り添うなんて嘘じゃないか」と獅子雄は、その山下に会いに行く。そこで獅子雄は、藍子は、山下の妹をマスコミの攻勢から庇いきれずに行方不明にしてしまったことに罪悪感を抱いて、山下の弁護士を降りたのだと聞く。獅子雄が、身元不明の314番の写真を見せると彼女こそが山下の妹、山下佐和子だった。

「藍子が、山下佐和子を高橋博美に成り代わらせたのか?では、本当の高橋博美はどこへ……?」と獅子雄。

 

山下佐和子が高橋博美を名乗りだしたのは、ねつ造された身分証の日付から昨年の4月以降だと分かる。 

獅子雄は、2年前、高橋博美本人が不倫裁判の最中にけがをして病院に入院したことを知る。それを江藤警部(佐々木蔵之介に調べさせると病院に残っていた高橋博美のDNAと警察のデータベースにあった身元不明の死体と一致する。高橋博美は既に死んでいたのだ。

死後一年半。そしてその博美の死体には輪状の打撲の跡があったという。

その言葉に獅子雄は、藍子の事務所にあった、機関車トルネードの車輪の置物を思い出す。高橋博美が死んだと言った時、とっさに藍子はその置物を見たのを獅子雄は見逃さなかった。

 

藍子が、高橋博美を殺害していた

美沙は、藍子に「なぜ佐和子さんが、高橋博美を名乗っているのか?どうしてそれを先生は黙っているのか」と尋ねた。その美沙の口を封じようと、藍子が美沙に襲い掛かろうとしたところに、獅子雄と若宮が駆け付ける。若宮は美沙を藍子のもとから救い出す。

 

残された藍子に、「あなたが、高橋博美を殺して山下佐和子に成り代わらせたんだ。皮肉なもんだ。山下佐和子が自殺しなければ、あんたの悪事は表にでなかったのに」と獅子雄。

「証拠は?」と言う藍子に「トルネードの車輪を鑑定すれば、高橋博美の血液が出るはずだ。……そもそも、あんたは最初にミスを犯したんだ」と言う獅子雄。

獅子雄が藍子を訪ねてきた日、依頼人が死んだと聞いたのに、「最期に彼女にあったのは去年の春ごろ」とあいまいな返事をした藍子。

依頼人が死んだと聞けば普通、正確な日時を調べるはずだ。弁護士ならね」と獅子雄。

 

観念した藍子は、不倫裁判から救ってやった高橋博美に、感謝されるところか、「偽善者」「(あんたの善意は)ニセモノ」と言われて逆上して殺したことを認める。

 

なぜ「ニセモノ」という言葉にそんなに過剰反応するのか?

藍子には、母親を捨てた過去があった。

学生の頃、疎ましい母親が自殺しようとするのを止めずに、イギリスに留学した。

善意でなく、その罪滅ぼしのために人を救ってきた藍子。

「ニセモノでも別にいいんじゃない?それでもあんたに救われてきた人はいるんでしょ」と獅子雄。

「いないわ。そんなもの。虫けらでも助ければ少しは私も救われるかと思ったけど。知ってる? 虫けらは人に甘い顔をされたら、最後まで甘い蜜をすいつくす害虫になるの。母とかあの女みたいにね」と藍子。

 

感想……

 第一話より、ずっと楽しめた。

若宮と美沙とのほのぼのしたデートシーンもあるし、いつの間にか若宮の家に入ってくる江藤や、藍子のワル顔、獅子雄がボイスチェンジャーで女の声になったり。小ネタもゆったり楽しめるペースでよかった。