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フリーランスライター、新型コロナ関連の「特別貸付」を利用してみた

わたくし、フリーランスのライターですが、新型コロナウイルス感染症の影響で3月からいくつかの仕事がキャンセル・延期となってしまい、収入減に。。。
特に3月から新規で始めるはずだった医療クリニックや飲食店の宣伝サイトのインタビュー取材・ライティングの仕事がまるごとなくなってしまいました。
代替の仕事がすぐに確保できず、「やばい😱」との焦りから、新型コロナ関連の「救済措置」を利用してみました。


具体的には次の「無担保・無利子」での融資でお金を借りたいと下記に申し込んでみました。

1.フリーライターが申し込める支援制度

個人事業主フリーライターが申し込めるのは下記二つです。

この二つに申し込んでみることにしました。

2.収入減の証明が難しい

これらの支援制度を受けるためには、前年の同じ時期に比べて収入が減少していることを証明しないといけないのですが、そのために、まず提出を求められるのが

  • 確定申告の提出書類一式
  • 収入がわかる預金通帳

です。

実際に、「日本政策金融公庫」には、応募時にまず書類一式を郵送するのですが、その際に公庫の指定通り、公庫の書式の売上減少の報告書確定申告書(控え)一式のコピーを送ってみました。

 

だが、しかし😑
ライターの場合は、作業月と原稿料の入ってくる時期にズレがあるので……。
私の場合は、昨年の同じ月より収入が減っているかというと、昨年のこの時期は、しっかり執筆作業をしていたのですが、この執筆の原稿料は半年以上先の入金になるという仕事でした。このため、昨年のこの時期の収入は、決算書上、見た目、今年より低め。

というか、昨年3~4月の執筆業の売上(事業所得)は、ほぼゼロ!発生主義で計上するといっても、結局、作業時期でなく、納品時や請求書を発行した時期を目安に計上しているのでこんな羽目に。

とはいえ、昨年の1~4月は、執筆と並行して短期アルバイトで賄っていたこともあり、それを足せば昨年3月の収入はプラスになりますが、確定申告ではこの給与所得は、「事業所得」とは別に計上され、損益計算書の「売上(事業所得)」には計上されません。そのため確定申告書の決算書だけでは説明しにくい。

その上、間の悪いことに、これらの救済措置が出る前に、ちょっと手元の資金に不安を覚えて、長期にわたる執筆原稿の原稿料の一部を前払いをしてもらうよう出版社にかけあって3月に入金してもらっていました。このため通帳上では、3月はそこそこの収入があったことになってしまいます。

そんなこんなで、確定申告の決算書類や通帳では、今年3月の仕事がなくなって困っていることが証明できません。
むむ😑

まあ、それでも一応所定のものを公庫には郵送したのですが、2週間経過した現在でも音沙汰なし。混雑しているのか、小者すぎて相手にされていないのか。
待ってても仕方ないので、次に社会福祉協議会に申請してみることに。

こちらはあっという間に結果がでました。

3.結局、頼みの綱は、「社会福祉協議会

社会福祉協議会の方で無事、20万円の無利子・無担保融資を受けられることになりましたので、記録したいと思います。

 申し込みに行く前に、住んでいる町の社会福祉協議会のホームページを見ると、新型コロナ関連の救済措置は二つありました。

  1. 新型コロナウイルス感染症の影響による休業等による福祉資金 緊急小口資金(特別貸付)」
  2. 新型コロナウイルス感染症の影響による離職等による総合支援資金 生活支援費(特別貸付)」

私の場合、「休業」でも「離職」でもないしなあ……どっちだ??微妙に提出書類も違うぞ?と思って、提出書類の質問もかねて、電話で問い合わせてみたら、「緊急性のある場合は【緊急小口資金】がよいです。融資決定が早いです。【生活支援費】は長期的な支援が必要な人が対象です」と言われ、【緊急小口資金】を申し込むことにしました😤

 

これの申し込み方法は、必要書類を整えて、居住地の区市町村社会福祉協議会の貸付担当窓口に申し込みに行くことになります。

必要書類は下記のようなものでした。

  1. 本人確認書類
  2. 住民票の写し
  3. 預金通帳(① 新型コロナウイルス感染症の影響で減収したことが確認できる通帳、及び税金・社会保険料・公共料金等の支払いが確認できる通帳。※通帳で減収や税金等の支払いの確認ができない場合は、② 日常的に入出金を行っている通帳、及び給与明細等の収入(減少)が確認できる書類)
  4. 印鑑(銀行印)( ※ 返済用の口座振替依頼書に押印するため)
  5. その他、東京都社会福祉協議会が指定する書類

この(5)の「その他、東京都社会福祉協議会が指定する書類」は、「その人の事情によって、確認に必要な書類を出してもらうので、個々人によって異なります」とのことでした。

私の場合は、先に述べたように、仕事をする月と収入の入る時期がズレるので……

確定申告書と通帳では、収入減が証明できないので、別途、収入減を説明する試算表などの収入減がわかる手作り資料を用意しました。
また、普段の私のライターの仕事は、着手時に契約書のやり取りなんてないので、
キャンセルや延期になったことを証明するのはチャットやメールの記録のみ。それもコピーを持参したり、いつでも詳細を見せられるようにノートパソコンも持参しました。

4.受付は2時間待ち

申し込みにいったのは、4月の14日でした。
受付は一つで、行ったときにはもうすでに多くの人が待っていて、番号札が配布されていました。渡された番号は41番。
まだ28番の人の応対中で、一人20分以上かかるとのことでした。
「13人待ち、1時間くらい外に出られていてもいいですよ」との窓口の人に言われたので、外に出て見ましたが、カフェというカフェも臨時休業ばかり。
それでも、ようやく見つけた喫茶店で少し待機。

1時間後に戻ってもまだ行列はほとんど解消されておらず、そのうち、受付の相談員が増員され、少し進みが早くなりました。
私の番が回って来るまでトータル待ち時間2時間でした。

結局、こちらで便宜的に作った試算表で、減収の説明をしたところ、相談員の方が、数カ月平均を取ったり丁寧に応対してくださり、コロナの影響で安定していた生活が不安定になったことが証明できたので、20万円の融資を申し込める運びとなりました。
仕事のキャンセルや延期はメールのやり取りをスマートフォンで見せるだけでも大丈夫なようでした。
税金や社会保険料の支払いを通帳で見せるのは、居住地の確認のためなんですね。
知りませんでした。

ポイントは、「①収入減の理由はコロナの影響であること」「②コロナがなければ収入が安定していたこと」「③何にどう困っているのか(生活費に困ってるとか)」を具体的示すことのようでした。
①は仕事が延期になったのは、医療クリニックに取材に行けなくなったことが大きいのでそこを主張して、②は前年同月の収入でなく前年全体の年収を見てもらい、③は足元の資金繰りを見てもらうことになりました。

結局、わたしも40-50分くらいかけて対応していただき(……そりゃ、待ち時間長くなりますね😥)、特に問題なければ1週間後には口座に貸し付け分が振り込まれるということになりました。

とりあえず、ホッ😑

働き方が多用化しているので、なかなか単一の書類では証明しにくいことも多くなりますよね。

丁寧に対応していただけてよかったです🍀