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名作ドラマ・映画の鑑賞など

『まだ結婚できない男』第1話 視聴雑記 感想 ネタバレ あらすじ

『まだ結婚できない男』第一話、10月8日(火)放送

https://www.ktv.jp/kekkondekinaiotoko/story/01.html

 

冒頭の字幕……

「生涯未婚率(50歳を超えても結婚しない人の割合)、男性23.4%、女性14.1%」

と。男性4人に一人くらい、女性7人に一人くらい? 結構いるね。

 

第一話の要約……

 50歳を過ぎても独身の桑野信介(阿部寛は、腕のいい建築士で、ルックスも収入も悪くないが、偏屈で皮肉屋。周りの心配をよそに、気楽なシングルライフを謳歌している。

 そんな桑野が近頃、気にしているのは、エゴサーチでひっかかってくる「やっくんのブログ」。ブログで、やっくんは、桑野のことを誹謗中傷している。それが気に入らない桑野。

 近所でたまたま見つけた弁護士事務所の弁護士、吉山まどか(吉田羊)に「名誉棄損で訴えたい」と相談する。だが、桑野の憎まれ口に、まどかは「あなたは敵を作りやすい」とチクリ。

 桑野は、そのまどかの弁護士としての腕を確認してやろうとばかり、まどかの裁判を見学しに行く。それは夫に浮気をされた岡野有希江(稲森いずみの離婚裁判だった。

 桑野は、その有希江の夫が、自分の非を棚に上げ、弁護士とともに自分に都合よく、有希江への和解金の支払いをできるだけ抑えようと画策しているのを、たまたま耳にしてしまう。そのため、桑野は、良かれと思って、まどかと有希江に忠告をしようとするのだが…。

 

ファーストシーンで主人公のキャラクター全開

 建築家の桑野が、地鎮祭で、クライアントである新婚夫婦の家について語る。

「屋根裏部屋を作りました。結婚しても男には自分だけの世界を確保することが必要ですからね」(クライアントたち、「それはいい」と賛同)

「また部屋に鍵を付けました。これでお互いに秘密が持てます。夫婦喧嘩の際には閉じこもることができます」(クライアントたち、「鍵?」と引きながらも、「まあ、そういうこともあるかな?」と賛同)

「将来的に中を区切って二軒の住宅にすることができます。(クライアントの『そうか、将来、二世帯住宅にするためにだね?』との問いに)、いえ、離婚して一人になった時に片方を賃貸に出すこともできます」(クライアントたち、完全に引いている)

建築家としては優秀だけど、偏屈で皮肉屋な性格がよく出てる。。。

セリフが3段オチになってるのも面白い。

 

中盤の「一人しゃぶしゃぶ」や「一人流しそうめん」を楽しんでいるも、相変わらずの桑野らしい。

 

どうってことない話だけど飽きずに見てしまう

 ①「やっくんのブログ」をなんとかしたい、②裁判で不利になりかねないまどか有希江をほうっておけない、という二つの事情に桑野が巻き込まれて、話が進んでいく。キャラクターのリアクションや、セリフの応酬が面白いからあっという間に見終わってしまう。

 

ラストの4分間のスピーチが意外に真面目…

 ラストに講演会で、「未来の建築を考える」をテーマに、スピーチをする桑野。

 なぜか、スピーチの導入部で、仕事を理由に未婚のままのまどかや、離婚した有希江のことをディスる桑野……(>∀<)とはいえ、「人生100年。先が長くて不安だけど、逆にそれはチャンス。また出会いがあるかもしれない」と希望でフォロー。

 「結婚していたって、していなくったって、子供の独立や離婚や死別で最後は一人かもしれない。その一人でも快適で住みやすい家を作りたい」

 生涯ひとりでいるかもしれない桑野と、ドラマを見ている人が同じ立ち位置(自分ごと)になるようなセリフも。

 

まさに「まだ結婚できない男」桑野というキャラクターを見るドラマ。

来週も期待。